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映画【プライベートライアン】の評価・あらすじ

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【プライベートライアン】の作品情報(スタッフ・キャストなど)

「プライベートライアン」は1998年制作のアメリカ映画です。

第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦と、一人の戦士を救出する作戦が描かれています。

監督を務めたのは今や世界有数の巨匠であるスティーブンスピルバーグ。

主演は演技派として有名なトムハンクスです。

救出されるライアン二等兵は当時、新進気鋭の若手俳優だったマット・デイモンが務めています。

映画は戦争映画として著名で、各種の戦争映画ランキングなどでも必ずといっていいほど上位に挙げられます。

あらすじ解説

物語はアメリカ軍のボートがノルマンディー湾に上陸するところから始まります。

ノルマンディーに上陸するとドイツナチスの軍から一斉射撃を浴びます。

次々と倒れていく兵士たち。

しかし、そのなかでミラー大尉は上陸に成功し、ナチス軍の攻撃をかいくぐりながら指揮をとります。

彼の活躍などもあり、上陸作戦は大成功を収めました。

舞台は変わってあるアメリカの地方にて。

上陸作戦の成功を喜ぶ中で、アメリカ軍はある伝令を受け取り、それはアメリカのある家のもとに届けられます。

その伝令とはライアン家の兄弟のいずれもが戦死したという報告でした。

この伝令に胸を痛めたマーシャルという軍人は、ライアン家の末っ子であるライアン二等兵の救出命令を命じます。

そしてこれがミラーのもとに届けられ、ミラーは何人かの兵士を率いて、ライアンを救出するために敵地へ赴きます。

ライアンがいると思われる場所はドイツ軍との戦闘の真っ只中でした。

ミラー大尉たちは戦闘に加わりますが、戦闘の中で部下を一人死なせてしまいます。

アメリカ軍の兵士一人を救うために、他の兵士に犠牲が出ることに疑問を感じる兵士たちでしたが、ついにライアンを見つけました。

そして彼に兄弟たちの死を告げて、除隊命令が出たことを告げますが、戦っている仲間を放っておくことはできないと、命令を拒否します。

二等兵が見つかった場所は激戦が予想される前線の橋でした。

ここは戦略的に重要な場所だったため、ミラー大尉とその兵士たちは、アメリカ軍の兵士たちとともにこの橋を死守することにします。

ただし、部隊はろくな装備がありません。

そこでミラーはお手製の爆弾をこしらえ、ドイツ軍を橋に誘い込むことで攻撃を仕掛けようと画策します。

作戦は成功しますが、物量で劣るアメリカ軍は徐々に劣勢となっていきました。

ミラー大尉の部隊も次々と戦士を遂げていきます。

ミラー大尉自信も橋の上で傷を受けてしまいますが、戦車が迫ったとき、上空に援軍の爆撃機が現れました。

ライアン二等兵はすぐに彼の元に駆けつけますが、ライアン二等兵に「生きろ」と告げて息絶えてしまうのです。

それから数十年が経った現在、二等兵は老人となり、彼は孫たちに囲まれていて幸せな家庭を築いています。

そして、墓の前で自分を助けてくれた大尉のことを思い出していました。

みどころのポイント

戦闘シーンの描写は公開当時あまりにもリアルだったため、批評家からは絶賛されました。

この映画によって戦争映画は変わったともいわれます。

戦争映画はこれまで登場人物の内面などの人間ドラマを描くことに注力してきたのですが、プライベートライアンには必要最低限のセリフしかなく、シーンの多くは戦闘シーンです。

そのためこの映画は戦争映画ではなく「戦場映画」だと言われました。

そして今ではハリウッド映画の戦争映画の多くが戦場映画へと切り替わり、リアルさを追求したものになります。

そのきっかけとなったプライベートライアンは今でも高く評価されています。

また、この映画はおもしろい構成をしています。

激烈な戦闘が延々と続く描写で知られていますが、これを可能にしたのが物語の構成です。

どういうことかというと、映画の冒頭の戦闘シーン(ノルマンディー上陸作戦)と、クライマックスである橋の攻防戦によって中盤の物語がサンドイッチされているような構成になっています。

この2つの戦闘シーンをじっくりと描くことで、アクションシーンが数十分間も続く珍しい映画になりました。

またサンドイッチされた部分は、ライアン二等兵を探すために戦地を延々と歩く、ある種のロードムービーとして見ることもできます。

ロードムービーとしてのプライベートライアンはとても興味深い会話がなされます。

もともと映画はライアン二等兵の救出物語でした。

しかし、映画が進むごとにミラー大尉の仲間たちは戦死していき、いってしまえば「ミイラ取りがミイラになる」ような状態になります。

これでは救出作戦の意義がわからなくなってしまうのはもっともなことでしょう。

そのため、道中ではこの作戦にはなんの意味があるのか兵士たち同士で議論がかわされるのです。

ミラー大尉はその会話の中で興味深いセリフをいいます。

彼は今回の戦争で嫌なことを経験したといい、そんな嫌な思い出ばかりの戦争でも何かひとついいことをしたと胸を張って言えるようなことをしたいのだ、というのです。

これは兵士たちの心を打ちます。

そして、この言葉はノルマンディー上陸作戦の凄惨なシーンを長々と見てきた私たちにとっても「そうだ」と思えるシーンになっています。

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