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映画【アイアンマン】の評価・あらすじ

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【アイアンマン】の作品情報(スタッフ・キャストなど)

「アイアンマン」は2008年のアメリカ映画です。

主役のアイアンマンはロバートダウニージュニアが演じました。

映画はシリーズ化しますが、本作はそのシリーズの1作めです。

キャラクター原案はアメリカのコミック界の帝王と言われるスタンリー。

これを原作にジョン・ファブローが監督します。

主人公の秘書を演じたのはグウィネス・パルトロウです。

上映時間は125分。

アイアンマンは高く評価され、約6億ドルを稼ぎ出したといいます。

あらすじ解説

巨大企業の社長であるトニー・スタークは、自身が開発したミサイルの宣伝のためにアフガニスタンに赴任します。

しかし空軍の視察に訪れたところでテロリストの襲撃をうけて、主人公は意識を失ってしまうことに。

気がつくと主人公はテロリストの本拠地に拉致されており、体の異変に気づきます。

体の中央に車用のバッテリーが埋め込まれていたのです。

ただ、これは主人公の命を救うために付けられたもので、電磁石の力を補給しなければ命を落としてしまいます。

本拠地の洞窟には自分の会社の製品や部品が数多くありました。

自社製品が実はテロリストの武器になっていたことを知って驚く主人公。

そこで彼の何かが目覚めます。

主人公は部品をつなぎ合わせて行くことで、自分のパワードスーツを開発します。

そしてこの力を使うことで洞窟を脱出しました。

生還を果たした主人公は記者会見を行います。

そこで軍需産業からの撤退を発表するのでした。

自身が中東の紛争に関与していたことを恥じて、謝罪も行います。

この発表は大きな衝撃を世界に与えました。

また、自身のパワードスーツを改良したものを開発し、この力を使うことで犯罪者との戦いを始めます。

アイアンマンの誕生です。

一方、企業が軍需産業から撤退することで、副社長のステインは社長を憎みます。

せっかくの利益を失ってしまうことは副社長にとって得策ではありません。

主人公になんとか考え直してくれないかと説得を試みますが、主人公はうんとは言いませんでした。

ステインは企業を乗っ取るという暴挙に出ます。

さらには自分用のパワードスーツを開発することでアイアンマンとの対決姿勢を見せます。

社長と副社長の対決は社長が制したことで、社会の安全は守られました。

この事件を受けて主人公は自らがアイアンマンであると宣言するのです。

彼は大企業の社長としてだけでなく、スーパーヒーローとしても一躍有名になりました。

その後、主人公のもとに謎の男が現れて、ヒーローのチームに加わって欲しいと言われます。

それはアメリカのコミックに登場するヒーローたちを一堂に会するアヴェンジャーズというチームでした。

謎の男から勧誘されるシーンでこの映画は幕を閉じます。

みどころのポイント

アイアンマンは大ヒットを記録します。

アメリカの興行収入では初登場1位となりました。

批評家からも絶賛です。

そしてアイアンマンはこれまでのアメリカのコミック原作映画を変えたと言われました。

アメリカのコミック原作映画は、これまで子供向けの作品だと考えられてきましたが、アイアンマンの登場によって大人の鑑賞にも耐えられるものが出てきたと賞賛されます。

まず、テーマが大人向きです。

軍需産業の社長を主人公にしており、主人公の仕事と世界の情勢が密接につながっています。

実際、アメリカの軍需産業は軍産複合体と呼ばれており、非常に政治的な存在です。

その光と影を描いている本作は深いテーマに踏み込んでいます。

主人公の年齢設定を中高年にしていることも成功の秘密でしょう。

経験を持った年齢にしていることで、政治的なテーマを扱っても違和感のないヒーロー映画に仕上がっています。

コミック原作の映画はティーンエージャーが多いものが大半ですが、そのなかでアイアンマンは際立って見えます。

さらには、軍需産業を題材に選んだことでさまざまな兵器が登場する派手さも加わっています。

まずは主人公の着用する特性パワードスーツですが、これには兵器だけでなく、AIなども搭載されており、次はどんなものが飛び出すのだろうとワクワクさせる武器です。

敵の着ているパワードスーツはとても巨大なもので、これにはたして勝てるんだろうかと不安な気持ちにさせます。

科学技術と科学技術がぶつかっている展開は、とても知的であり21世紀のアクション映画になっているでしょう。

加えて、映画には恋愛要素もあります。

グウィネス・パルトロウ演じるペッパー・ポッツは主人公の秘書を務める有能な女性です。

主人公とヒロインはお互いに信頼しあっているのが伝わるのですが、主人公には鈍いというか、自分の気持ちを認められないところがあり、二人の関係はハラハラさせられるものです。

上司と部下の関係という大人な要素も入っており、これは漫画原作の映画にはなかなか見られないものでしょう。

このようにアイアンマンは大人が楽しめる映画になっています。

シリーズは第二作、第三作と続いてさらに大規模な映画が展開されています。

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