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映画【スナッチ】の評価・あらすじ

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【スナッチ】の作品情報(スタッフ・キャストなど)

スナッチはイギリスの映画です。

英国では2000年に、日本では2001年に公開されました。

犯罪コメディに分類されるこの映画を監督したのはガイ・リッチーです。

彼がまだ若手のときに監督した作品で、この映画が彼の出世作となります。

俳優はイギリスの俳優を多く起用しています。

主演はアクションスターとして知られるジェイソン・ステイサムです。

ブラッド・ピットやベニチオ・デル・トロ、デニス・ファリーナなども出演しています。

あらすじ解説

フランキーはフォーフィンガーという強盗団を率いています。

今回はイスラエルのラビの扮装をしてダイヤモンドを盗むことに成功しました。

その宝石を持ってボスに届ける途中、ロンドンに寄ることになります。

ところが仲間の一人に裏切られ、宝石はギャング団に狙われることになりました。

ボスのアビーは危険を察知し、凄腕の用心棒を雇うことにします。

ロンドンでは地下の拳闘場で商売をしているトミーとターキッシュの二人組がいました。

彼らは試合に出てきたミッキー・オニールに恐るべき才能を見出します。

ミッキーと組めば次の試合でイカサマを逆手に取って、一攫千金を狙えるかもしれません。

その頃、フランキーはロンドンに着いて地下拳闘場に向かっていました。

宝石を盗んだフランキーは結局捕まってしまいます。

ダイアモンドはフランキーを捕らえたギャング団の手に。

さらに、ギャングたちはギャンブル場に強盗に押し入りますが、強面のオーナーは激怒、逆にギャングたちを捕まえます。

彼らは助かりたい一心で盗んだ宝石のことを話しますが、オーナーから2日以内にもってこいと命令されてしまうのです。

フランキーのボスも用心棒と共にロンドンにやってきました。

用心棒はすぐにギャングの一人を発見し、ダイアモンドの在り処を聞き出します。

宝石はボリスが持っていました。

するとダイヤを確保しに来たギャングたちと遭遇し、ボリスは戦闘で死亡します。

ダイアモンドは再びギャングたちの手に。

しかし、ひょんなことから彼らが飼っていた犬が宝石を飲み込んでしまい、激怒したボスが犬に向けて発泡すると流れ弾で用心棒が死にました。

一方、拳闘試合の段取りは進み、いよいよミッキーは試合に出場します。

ところが、本来負けるはずだったミッキーは相手の猛烈な攻撃にカチンと来て、一発でKOしてしまいました。

イカサマを仕組んだターキッシュはお金を失いますが、もう一度だけチャンスが与えられます。

しかし、八百長試合を裏切ったミッキーには報復が待っており、彼の住むトレーラーハウスは燃やされてしまいました。

二転三転していくボクシングの試合や宝石の行方はどうなるのでしょうか?以上がスナッチのあらすじです。

みどころのポイント

「スナッチ」を監督したのはガイ・リッチーです。

登場人物が入り乱れる緻密な脚本で知られる監督で、スナッチでもその手腕は存分に生かされています。

場面や登場人物が次々と入れ替わっていくテンポの良い演出で、上映時間は104分と短くまとまっているので、あっという間にエンディングを迎えます。

バラバラだった登場人物たちやエピソード群が最後に向けて一挙に収束していくところは見ていて気持ちのよいところがあります。

ちょっと外したギャグも秀逸です。

ブラッド・ピット演じるミッキーはどこか抜けたところがありクスッとさせられます。

こういう外した笑いのことを映画用語で「オフビート」といいますが、スナッチにはオフビートな笑いが全面に展開されていてとてもハイセンスです。

イギリスらしい皮肉で都会的なギャグにもなっています。

出演者も非常に豪華です、まず、ブラッド・ピットは天才的なボクシングセンスを持つ男を演じています。

ジェイソン・ステイサムはこの映画の主役のような存在です。

他にもベニチオ・デル・トロやヴィニー・ジョーンズなどスクリーンでよく見る俳優が豪華共演しています。

プロデューサーはマシュー・ヴォーンが務めました。

今ではヒットメーカーとして知られるマシュー・ヴォーンですが、その頃は映画の製作総指揮を受け持っており、よくガイ・リッチー作品のプロデュースを担当しています。

彼が監督デビューするのには逸話があり、ガイ・リッチーに次の監督作品を打診したところ、スケジュールなどの都合で降板となってその穴埋めとして監督になりました。

そのため、スナッチは二人がコンビを組んだ最後の作品となっています。

映画「スナッチ」は1000万ドルと比較的映画の中では低予算で作られた作品でしたが、全世界で約8倍の8000万ドルを売り上げるなど大ヒットしました。

エンタメクライム映画ですが、テンポの良い編集やストーリーの手腕も高く評価されて、ガイ・リッチーはイギリスを代表する映画監督となります。

そして監督はハリウッドに進出し、大作映画を任されるようになりました。

スナッチはそんなガイ・リッチー作品の傑作として今でも多くの人から愛される映画作品です。

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