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映画【ディープブルー】の評価・あらすじ

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【ディープブルー】の作品情報(スタッフ・キャストなど)

「ディープ・ブルー」は1999年にアメリカで制作されたパニック映画です。

知能をもったサメが人間を襲います。

監督はレニー・ハーリンです。

アクション映画やパニック映画を得意とするフィンランドの映画監督で、脚本は3人が関わっています。

主演はサフロン・バロウズという女性です。

有名俳優ではサミュエル・L・ジャクソンが出演しています。

上映時間は105分と短くまとまっており、興行成績は約1億6千万ドルとスマッシュヒットしました。

あらすじ解説

海上に浮かぶ研究所のアクアティカでは、アルツハイマーの研究が行われていました。

そこの科学者であるスーザン(主人公)はアオザメの脳細胞を利用して病気の治療を行っています。

ところが飼育されていた第一世代のサメが研究所から脱走、クルージングを楽しんでいた若者たちを襲う事件が発生します。

アクアティカの保安を務めるカーターは鮫を捕獲しますが、事故はテレビ放映され、施設を運営するラッセル社長の判断により研究費用の差止め処分が決定されました。

スーザンは研究があと一歩で成功することを証明するために、社長を研究所に招きます。

飼育されているサメは第2世代が生まれていました。

翌日、カーターは第2世代を搬送するため麻酔をかけます。

スーザンはラッセル社長などが見ているなか、サメの脳細胞を抽出して試薬を完成させます。

試薬品を患者に注入すると脳の活性化が見られ、予想を超える効果に歓声があがります。

しかしスタッフのジムがサメのところに向かうと、眠っていたはずの鮫が動き出しジムに襲いかかりました。

カーターはショットガンで狙いますが、スーザンは大切なデータのため水槽に戻して逃がします。

嵐の中、ジムを救助するヘリが着きました。

担架に彼を乗せて引き上げようとしますが、突如として機械が故障しジムはサメがいる水中に落下してしまいます。

通信担当のブレンダはジムが落下するのを見て、ヘリを上空に避難させます。

しかし、水中に落ちていった担架は噛みつかれ、ヘリは引きずり込まれて施設に激突。

通信室のブレンダもろとも吹き飛ばしてしまいました。

続いて施設の全システムがダウンし、救助の要請もできなくなります。

一方、スーザンやカーターのいる実験室では、第2世代がジムの担架を利用して水槽に叩きつけています。

ヒビが入り、ついに破られると大量の海水が流れ込みました。

第2世代のあまりの賢さに疑問を持ったラッセル社長はスーザンに何をしたのか問い詰めます。

彼女はジムとともに禁止されていた遺伝子操作を施していたのです。

これにより第2世代は人間と同等、もしくはそれ以上の知能を得たと説明します。

ついに第2世代が襲ってきます。

救難信号さえ出せないなかで、生存することはできるのでしょうか。

みどころのポイント

映画好きにとって、今ひそかにブームなのがサメ映画です。

現在サメを題材にしたパニック映画が人気を集めており、何作も続くシリーズも生まれています。

「ディープ・ブルー」は1999年の映画ですが、そんなサメ映画好きからは大変知名度のある映画です。

ディープ・ブルーが他のパニック映画やサメ映画と違うところは、何と言ってもサメに知能があるという設定でしょう。

主人公によって人工的に知性を得たサメはただ襲ってくるだけではありません。

彼らはアクアティカの構造を理解し、他の仲間とコミュニケーションをはかって、一人ずつ確実に仕留めていきます。

例えば第2世代はある罠を張り、人間たちを自分たちに有利な場所に引きずり込もうとします。

それは、ただ襲ってくるモンスターとは異質の恐怖です。

人間たちが生還するためにはサメとの知恵比べに勝たなければなりません。

サメはスーザンの研究によって凶暴化します。

スーザンにとっては研究費を捻出するために追い込まれてしたことですが、次々と仲間が襲われていくことで、彼女には罪悪感が芽生えます。

映画では仲間を救うか、それともデータを失うか、という選択にも迫られますが、彼女は仲間を救うことを選択します。

はじめは第2世代を生かすためにはなんでもするような主人公が成長していく姿は、映画のみどころといえるでしょう。

もちろんサメ映画ならではの水中シーンも圧巻の出来です。

ディープ・ブルーのなかで登場人物が水中に投げ出されるシーンは何度もあります。

そうすると不穏な音楽が流れ、興奮と恐怖は最高潮に達します。

音楽を手掛けたのはトレヴァー・ラビンで、息が止まるようなサメの恐怖を音楽で盛り上げています。

ストーリーはついに第2世代の追跡を振り切ってアクアティカから海上に出て、これで生還という展開になるのですが、パニック映画は安心しているといきなり襲われるものです。

「ディープ・ブルー」も例外ではありません。

映画はアッとおどろくような最後を見せます。

まさかこの人物が襲われるなんて、という最後です。

映画のストーリーは始まってから終わりまで何度も驚かせてくれるものになっており、息つく暇もない娯楽大作になっています。

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