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映画【ラストサマー】の評価・あらすじ

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【ラストサマー】の作品情報(スタッフ・キャストなど)

「ラストサマー」は1997年のアメリカ映画です。

ジャンルはホラー映画に分類されています。

監督を務めたのはジム・ギレスピーです。

脚本は恐怖映画を得意とするケヴィン・ウィリアムソンが執筆しました。

主演はアメリカの若者から人気のあったジェニファー・ラブ・ヒューイットやサラ・ミシェル・ゲラーです。

どちらもアメリカのドラマで人気を博していました。

上映時間は100分と短くまとまっています。

1700万ドルと低予算で作られた映画ですが、最終的には約10倍の1億2500万ドルを売り上げました。

あらすじ解説

アメリカの独立記念日で、主人公のジュリーはクイーンコンテストに選ばれたヘレンのお祝いに駆けつけました。

二人はコンテストの帰りにそれぞれの彼氏を誘って、海岸で将来を語り合います。

パーティーはとても楽しいものになりました。

しかし4人は車で帰る途中、人を轢いてしまいました。

被害者はまだ息がありましたが、4人(ジュリー、ヘレン、バリー、レイ)は共謀して被害者を湖に沈めます。

そして、この日あったことは絶対に口外しないことを誓い、それぞれ帰途につきました。

それから1年後、ジュリーはボストンの大学に通っていました。

夏休みに故郷に帰省すると「一年前、何をしたのか知っているぞ」と書かれた手紙が届きます。

ジュリーは急いでヘレンにこの手紙を伝えました。

そして二人でバリーに会いに行きます。

バリーに会って話をすると、マックスという人物が怪しいといいます。

バリーは事故の夜マックスに会っていました。

もう一人のレイは漁師になっています。

ジュリーは手紙のことを話して、バリーがマックスのもとに向かったと伝えます。

その頃、バリーが学校に行くとロッカーに「知っているぞ」と書かれており、愛用のジャケットが盗まれていました。

車も盗まれており、マックスを追いかけると、漁師の格好をした謎の男が運転する車にひかれてしまうのです。

ジュリーは一年前の被害者の名前を調べていました。

デヴィッドイーガンが名前だと判明すると、ヘレンとともに家族を訪ねます。

家にはミッシーという姉が一人暮らししていました。

ミッシーからは弟が死んだ後にビリーブルーという人物が訪ねてきたと聞かされます。

さらには事故当日、婚約者のスージーも死んでいたと知らされました。

二人はデヴィッドを湖に沈めたとき、スージーと書かれた入れ墨が腕にあったことを思い出します。

翌朝、ヘレンの部屋で、彼女は恐怖から髪が抜けていることに気づきます。

鏡を見ると口紅で犯人からのメッセージが書かれていました。

ヘレンから連絡を受けたジュリーは車で向かいます。

車に違和感があってトランクを開けるとバリーのジャケットを着たマックスが無残な死を遂げていました。

ケガをしているバリーに報告して車に戻りますが、トランクから死体は消えています。

4人はもう一度集まってビリーブルーのことを調べるのですが・・・。

みどころのポイント

ラストサマーとは去年の夏という意味です。

昨年の夏に起こした事故によって4人の運命は翻弄されます。

ちなみに原題は手紙に書かれた「去年の夏、何をしたか知っているぞ」がタイトルになっています。

ホラー映画ですが、物語はミステリー仕立てになっており、去年の夏に起こした事故の真相を明らかにすることがひとつのテーマです。

主人公たちははじめ被害者をデヴィッドだと思っていましたが、ストーリーが進むに連れて徐々に真相が明らかになっていきます。

犯人は漁師の姿をして、鉤爪をはめていますが、これも犯人の大きなヒントです。

ラストサマーははじめは推理パートで、事故の被害者のことを調べていきますが、雲行きが怪しくなってきます。

周囲の人間や仲間たちが襲われて、次々と殺人事件が発生していくのです。

早く真相を突き止めないと、血の惨劇は収まりそうにありません。

このタイムリミットサスペンスが物語を大きく盛り上げます。

後半からクライマックスにかけての畳み掛けはスピーディで、主人公たちには次々と恐怖が襲ってきます。

襲ってくる犯人も怖いですが、4人の友情にヒビが入っていくところも、人間の怖さが垣間見られます。

そして映画のラスト、危機を逃れたと思っているところに最後の恐怖が待っており、始めから終わりまで心ゆくまで楽しませてくれる映画です。

映画は二大若手女優スターの共演でも話題となりました。

主演のジェニファー・ラブ・ヒューイットはグラマラスなボディとセクシーな表情で人気の女優です。

サラ・ミシェル・ゲラーは小柄で可愛らしい表情をした女優です。

共通点としてはどちらもテレビドラマで人気になった女優で、アメリカのティーンから絶大な人気を誇っていました。

とくにサラ・ミシェル・ゲラーはアメリカで一番人気のあるヴァンパイアドラマに出演していて、非常に知名度の高かった女優です。

本作はそんな2大スターの共演として大きな話題になり、二人が映画俳優になる足がかりとなりました。

さらに、ジェニファー・ラブ・ヒューイットは映画がヒットしたことにより、その年のもっともセクシーな女性にもランクインします。

以降、二人が共演する大作はなく、その意味でも貴重な映画です。

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