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映画【グッドフェローズ】の評価・あらすじ

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【グッドフェローズ】の作品情報(スタッフ・キャストなど)

映画グッドフェローズは原作ニコラス・ビレッジのノンフィクション作品「Wiseguy」をマーティン・スコセッシ監督が1990年に映画化した作品です。

製作国はアメリカ合衆国で日本での公開日は1990年10月13日です。

配給はワーナー・ブラザースで原作であるニコラス・ビレッジも脚本を担当しています。

キャストはレイ・リオッタ、ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、ロレイン・ブラッコ、サミュエル・L・ジャクソン等が出演しています。

あらすじ解説

このグッドフェローズは1955年から1980年までのニューヨークのマフィア界に実在したヘンリー・ヒルという男が主人公になっています。

彼のマフィアとしての人生を描いたもので、子供の頃からあらゆる犯罪行為に手を染めた姿が独特の目線で描かれています。

主人公ヘンリーはアイルランド系の父とシチリア系の母から生まれ、物心ついたころからマフィアの一員になる夢を抱いていました。

11歳になるとブルックリンのタクシー配車センターでマフィアの使い走りを始めて、10代でありながら闇煙草密売・偽造クレジットカード使用・違法賭博・八百長試合設定など手広く行うようになります。

その頃地元のボスであるポーリーに認められて街で一番恐れられていたジミー(ロバート・デ・ニーロ)を紹介され、彼の弟分のトミー(ジョー・ペシ)と仕事を組むようになりました。

ある時彼は警察に捕まり取り締まりを受けるが口を割らなかったことで信頼されてから、この世界では仲間を売らないことが一番であることを理解します。

大人になりヘンリーとトミーはエア・フランス現金強奪事件を起こし、マフィアとして一人前に成長するまでになりました。

同時にカレン(ロレイン・ブラッコ)と出会い結婚します。

カレンもマフィアの妻という立場に少々の戸惑いを感じていましたがすぐに慣れてしまいます。

そんな矢先にヘンリーの店で出所祝いをしていた大物マフィアであるバッツを、侮辱されたことに怒ったジミーとトミーが殺してしまいます。

また同時にカレン以外に愛人を持っていたヘンリーはカレンと揉め、すったもんだの挙句寄りを戻します。

その後ジミーと一緒にある暴行事件で10年の実刑を受けます。

出所した後、タブーとされていた麻薬密売にかかわったことでヘンリーは組織から破門され、同僚から追及され殺されそうになります。

既にポーリーはトミーをバッツ殺しの犯人という理由で殺しており、このことでヘンリーとジミーの中も微妙な関係が生まれます。

最終的にジミー殺されると確信したヘンリーはアメリカ合衆国の証人保護プログラムの保護下に入り、司法取引に応じてジミー達の罪を証言することになりました。

すっかり足を洗ったヘンリーは警察の保護のもとでつまらない第二の人生をおくることになりました。

みどころのポイント

原題には「Goodfella」が使われていますが、これは気の置けない友人という意味です。

しかしそれは表向きでマフィア世界では隠語として「自分と同じ組織のもの」という意味で使われます。

映画で使われいてるタイトルの「Good fellow」は後者の意味では使われおらず、映画の中にも登場していません。

これは日本の映画業界の慣例でつけられたタイトルです。

この映画が公開された後、アメリカ映画協会の映画ランキングでも100位以内に入っているほど高評価を受けています。

高評価である理由の一つは、マフィア映画を根底から覆すような演出や会話・硬派でないストーリー展開が随所にみられるところです。

通常マフィア映画というとどうしても硬派であり暗めなイメージを想像してしまいますが、グッドフェローズに関しては、調子の良いロックがバックミュージックで使われる、主人公のヘンリーのナレーションがテンポよく流れます。

例えば彼は「俺は大統領よりもギャングになりたかった」「毎日地下鉄に乗って働くヤツは玉なしだ。

欲しいものは奪う」といった彼独特の目線でナレーションを入れてきます。

一般人が語ると面白くないコメントですが、ギャングであるヘンリーだからこそ面白味が増すように演出されています。

また彼の妻カレンも映画で彼女目線のナレーションを入れていますが、ヘンリーに関係した人物の話も随所に出てくるようになっています。

グッドフェローズがただのギャングの一生を描いただけでなく、その人間臭さや人間関係まで掘り下げた部分もみどころがあります。

ギャングの話というとどうしても硬派で美化されがちですが、この映画は等身大のギャングが描かれています。

つまり美化されておらず、生身の人間臭さを感じられる映画になっています。

この映画を盛り上げる要素はギャングの人間性だけでなく、同じ人間とは思えないゾッとするようなシーンも盛り込まれていることです。

また最後のシーンは非常に印象的でそれまでBGMが非常に激しかったのに、最後だけ静かに主人公ヘンリーのナレーションだけが響きます。

この最後が何を意味するのかは実際にご覧になって確かめてみるとわかりますが、まさに彼の人生がそこでどうなったかを表現しています。

グッドフェローズは実在のギャングの人生そのものだけでなく、そこに映画というエンターテイメント性を上手に生かした作品となっています。

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