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映画【アフタースクール】の評価・あらすじ

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【アフタースクール】の作品情報(スタッフ・キャストなど)

「アフタースクール」は2008年に公開された日本映画です。

監督は内田けんじさんで、脚本も監督が務めました。

主演は大泉洋さんと佐々木蔵之介さん、堺雅人さんです。

共演に常盤貴子さんや田畑智子さんなどがいます。

音楽を担当したのは羽岡佳さんです。

映画には主題歌があり、MONOBRIGHTの「あの透明感と少年」が起用されました。

上映時間102分の映画は約1億8000万円で制作され、興行収入は約5億5000万円のヒットとなりました。

あらすじ解説

中学校の教師として働く神野良太郎(大泉洋)は、生徒や先生からの人望も厚い教師でした。

映画の冒頭には彼の中学生時代のシーンが挿入されます。

同級生の美紀は木村を通じてラブレターを手渡します。

このシーンから場面は変わって現在へ。

木村一樹(堺雅人)は会社を無断欠勤していました。

ホテルのロビーに向かった彼は、そこで若い女性と会います。

二人で車に乗り込もうとしたとき、突然、会社の同僚が現れ写メを撮られてしまいました。

写メを撮った同僚は、会社の仲間にこのことを話していると上司の唐沢が現れ、写メを見せるようにいいます。

唐沢が写メをもらうと社長の大黒と二人で何やら話していますが、何か重大なトラブルが起きているようです。

社長は唐沢に木村を探せと命令しました。

一方、神野は美紀が産気づいたことから病院に向かっていました。

出産を木村に知らせようとしますが電話はつながりません。

出産が終わると彼は中学校に出かけます。

学校では彼のもとに同級生と名乗る男が現れます。

北沢雅之(佐々木蔵之介)と名乗る男は探偵だと説明しました。

男は教師の親友で同級生の木村一樹(堺雅人)の行方を追っていました。

神野は探偵に巻き込まれる形で、木村を探すことに。

まずは唐沢の尾行を始めました。

神野は唐沢と大黒がヤクザの片岡と会っているのを発見します。

彼らの素性を調べると、片岡が愛人のあゆみを探していることを突き止めます。

これで木村と一緒に消えたのはあゆみではないか、と推理が進みました。

彼らが泊まったとされるマンションに行くと、木村がそこでピザを食べているのを発見します。

神野は彼に行方不明になっていること、彼を探している人がいることを説明します。

しかしここで衝撃の真実が明かされます。

実は二人は最初からグルだったのです。

片岡の愛人・あゆみの本名は美紀です。

写真は別の若い女性が写っていました。

その女性とはなんと神野の妹です。

北沢は同級生の島崎のフリをして接近してきましたが、彼が本物ではないことも分かっています。

彼はすべてを知っていながら知らないふりをして探偵に付き合っていたのでした。

では、二人の目的とは何でしょうか。

さらに驚くべきラストが用意されてエンディングを迎えます。

みどころのポイント

「アフタースクール」は内田けんじ監督の第3作目です。

内田けんじ監督といえば、いろいろなエピソードが収斂していくミステリー的な演出や、ラストのどんでん返しの映画が持ち味ですが、本作でもその魅力は発揮されています。

あらすじで説明したように、まず映画は失踪した木村を探すところから始まります。

北沢と神野は協力して木村を探すのですが、木村と神野はグルでした。

これだけでも驚きの展開ですが、この映画がすごいのはまだストーリーは中盤だということです。

これから終盤に向けてさらに物語は進展し、エンディングには大どんでん返しが待っています。

しかも冒頭のシーンがキーになっており、きれいにまとまったラストは思わずうなってしまうほど。

きれいに騙してくれる作品です。

監督の内田けんじは経歴が異色な映画監督です。

生まれは日本の神奈川県ですが、高校を卒業するとサンフランシスコ州立大学の芸術学部映画学科に進学します。

ここで映画制作を学んで自主制作を続けていると、日本のコンテストで入選を果たして監督デビューしました。

アメリカで演出や物語作りを学んでいるので、日本ではなかなか見られない凝った脚本が持ち味になりました。

「アフタースクール」でも二転三転する展開は彼ならではの作劇だと言えるでしょう。

100分の映像作品のなかで、大きな展開が何度もあるので内容はギュッと詰まっており、俳優は早口でスピーディーな展開を見せます。

じっくりと演出する日本映画とはやはり異質なおもしろさがある作品です。

ラストは少し観客を考えさせるストーリーになっているので、集中して見るようにしましょう。

ただ難しくはありません。

「アフタースクール」は非常にコミカルでもあります。

笑えるシーンが多いですが、それは神野を演じる大泉洋さんの演技が貢献しています。

彼はもともと北海道で舞台やローカル番組のタレントさんです。

そこで培った演技力で物語をコミカルにしています。

他の二人の主演の演技も素晴らしいものです。

特に堺雅人さんは今や映画やドラマに引っ張りだこの俳優で、安定感のある演技を見せてくれます。

佐々木蔵之介さんは冒頭と終わりでは印象がガラッと変わる難しい役を演じていますが、こちらも完璧に演じきっています。

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