動画は自分で選ぶ時代
一昔前までは映像コンテンツ、動画コンテンツといえばテレビや映画を意味しました。家庭で動画を楽しむといえばテレビ放送かビデオやDVDなどのパッケージコンテンツのみで、近くにレンタルショップがなければ選択肢はごく限られたものでした。
そんな限られた動画コンテンツしか選べなかったのはすでに過去の話です。急速に人気が高まっている動画配信サービスを利用すれば好きな時に好きな動画を簡単に視聴できます。ビデオ・オン・デマンド (Video On Demand) 略してVODと呼ばれる動画配信サービスを活用して好みの動画コンテンツをおもいっきり楽しみましょう。
VODとは
VOD(Video On Demand)とは利用者が自由に動画を選択して視聴できる動画配信サービスです。従来の放送はリアルタイムで映像コンテンツを送信するスタイルであり視聴する側のコンテンツ選択権はチャンネルの選択権のみでした。
見たい動画を放送しているチャンネルがなくても放送内容を変更させられず、希望する動画を視聴するには放送時間に視聴するか録画する必要があり、必ずしも視聴者にとって便利なシステムではありませんでした。
VODではコンテンツの選択権は利用者にあります。各サービスが用意するコンテンツの中から好みのコンテンツを選択すればすぐに動画がスタートします。録画と同様に一時停止や早送りなどもできるので見たいシーンのみをピンポイントで視聴できます。
豊富なコンテンツがそろうVOD
VODのコンテンツ数は各サービスによって異なりますが数千〜数十万と膨大な数のコンテンツがラインナップされています。豊富なコンテンツをチェックすればその時見たい動画が必ず見つかるでしょう。テレビのように放送時間を待つ必要もなく見たい動画をすぐに視聴できるので、放送時間と生活時間が合わない人におすすめです。
VODを選ぶ3つのポイント
コンテンツの豊富さで選ぶ
VODを選ぶ時にポイントになるのがコンテンツの豊富さです。豊富なコンテンツ数を誇るVODであればタップリと動画を堪能できるでしょう。コンテンツの数が多ければそれだけ自分の好みに合うコンテンツを見つけられる可能性も高くなりVODに加入する価値が高まります。
コンテンツの数も大切ですがそれ以上に重要なのが「質」です。いくらコンテンツが豊富でも好みのジャンルをカバーしていないVODでは料金を払う価値はありません。映画やドラマ、アニメやスポーツなど豊富なジャンルがVODで配信されていますが会社によって強みや得意ジャンルは異なります。
同じ映画でも新作映画に強い会社と名作映画に力を入れる会社ではラインナップは全く異なります。VODを選ぶ時は自分の見たい作品がそろっているかをチェックしておきましょう。
スポーツコンテンツで選ぶ場合はライブ配信の充実度もポイントです。スポーツコンテンツの数が多くてもライブ配信がなく録画中継ばかりでは魅力は半減してしまいます。特に目当ての試合がはっきりしているならライブ中継の予定を確認しておきましょう。
料金で選ぶ
VODの料金は月額見放題とPPVの2種類があります。
月額見放題は定額料金でVODのコンテンツを好きなだけ視聴できる契約です。料金を気にせず動画が見放題になるのでたくさん動画を視聴するほどお得です。PPVはコンテンツ単位で料金を支払う契約で、視聴したぶんだけお金を払うので無駄な出費をおさえられます。基本月額見放題で新作映画や注目度の高いスポーツの試合のみ見放題とは別にPPVでコンテンツ課金を求めるVODもあります。
視聴環境で選ぶ
視聴環境も大切なポイントです。VODはテレビやパソコン、スマホやタブレットなどいろいろな方法で動画を視聴できますが加入するVODが環境に対応していなければ視聴できません。配信環境もVODによって異なります。
配信能力が不十分だとコンテンツが再生中に止まったりダウンロードに時間がかかったりと快適な視聴ができません。特にライブ配信では配信能力が大きく影響します。快適に視聴したいなら環境の充実度も選ぶポイントに入れておきましょう。