ストレスフリーでVODが楽しめる環境
視聴機器
いつでも手軽に動画や映画が見放題で楽しめるサービスとして人気沸騰中のVODサービス。中でも、月額固定料金だけで楽しめる見放題制度を導入しているVODが特にその利用者の数を急増させており、映像ビジネスで今最も注目されているサービスと言っても過言ではないほど。
VODは、映画や動画などのコンテンツをデータとして運営側から受け取りつつ、そのデータを視聴機器で映像と音声に変換しながら楽しめるサービスで、実際にVODを通じた動画の見放題を楽しむためには、それに対応した視聴機器をあらかじめ用意する必要があります。
以前までは、VODサービスの全てがインターネットのブラウザを使って提供されていることから、その視聴にはブラウザの表示が可能なパソコンが欠かせませんでしたが、最近では視聴デバイスの幅が一気に拡充されており、より多くの方が手軽に楽しめるようになっています。
現在、サービスとして提供されているVODの多くで、視聴可能なデバイスとして
- デスクトップやノートなどのパソコン
- スマートテレビなどネットワーク対応のテレビ
- スマートフォン
- タブレット端末
となっており、これらのいずれか1台を所有していれば、VODによる様々な映画や動画の見放題サービスがそのまま楽しめます。
ただし、これらの機材と共に必ず用意しなくてはいけないのが、インターネット回線です。光ファイバーやケーブルTVネット、或いはLTEやWiMAXなどの高速ネット回線がこれに該当し、これらのいずれかの通信手段も別途用意しましょう。
また、ネット回線だからといって全ての回線がVODに対応しているわけではなく、実はネット回線の通信速度の善し悪しによっても、VODを快適に楽しめるかどうかが左右されます。
ネット回線
VODは、原則として全てのコンテンツをインターネット回線を使って提供しており、映画の見放題などのサービスを利用するためには、別途インターネット回線の契約手続きを行い、通信環境を整える必要があります。また、ネット回線もその回線種別や利用環境によって実に様々で、特にVODに於ける回線で大きな要因となるのが、通信速度の問題です。
VODは、映画や動画などの大容量データを全て安定して受信する必要があるため、それに耐えうるだけの通信速度と回線品質が求められます。VODサービスでは、映画や動画の画質に応じて必要なネット回線の速度をあらかじめ提示しているケースが多く、これらの情報を参照すると
- フルHD画質で3〜5Mbps
- SD画質で1〜2Mbps
というのが一般的。もちろん、これらの速度を視聴中、常時安定して確保する必要があるので、特にピークタイムなど利用者の急増で一時的に回線速度が低下するようなタイミングの時には、映画がコマ落ちしたり途中で動画が停止するなどの現象が起こりえるため、あらかじめ注意しましょう。
ダウンロードの利用でよりVOD視聴を手軽に
VODの多くが、映像に必要なデータを視聴と並行して通信するストリーミング方式を採用しており、このストリーミング方式で視聴する場合、映像をストレスフリーで視聴するためには、それに対応した回線速度やマシンスペックが求められます。
このため、ストリーミング視聴をストレスフリーで楽しむだけのインターネット環境や高性能な視聴機器を有していないという方には、VODが提供するもう1つのサービスである「ダウンロード方式」の利用をおすすめします。
ダウンロード方式とは、視聴と同時に必要なデータを通信するストリーミング方式とは違い、視聴前にあらかじめ全てのデータを受信し保存してから視聴を開始する方法で、リアルタイムでデータを映像に変換して視聴する必要がなく、視聴機器への負荷や回線に掛かる負担を避けられます。
ただし、ダウンロード方式の利用には、
- あらかじめ全てのデータを保存するための保存領域の確保が必要であること、
- あくまでも契約期間中にしかダウンロードした映像は再生できない
といった注意点を理解した上での上手な使い方が求められます。
