VODの主な特徴
メリット
手軽に利用できる
レンタルショップを利用する場合、DVDやBDを借りに行ったり返却しにいく手間が掛かります。そして自宅とレンタルショップの距離によってはガソリン代が掛かる場合もあるなど大きな負担が掛かります。しかしVODは自宅に居たまま映画などの動画コンテンツが24時間見放題であり、見終わったあとに返却の手間も掛からないので手軽に利用できます。
映像が綺麗
VODの動画コンテンツは基本的にHD画質なので、SD画質のDVDより綺麗な映像で楽しめます。また最近では4Kの動画コンテンツを提供するVODも増えているので、テレビやBDよりも綺麗な映像も楽しめます。
常に見られる
レンタルショップを利用する場合はわざわざ出かけたのに目当ての作品が貸出中で見られない場合が少なくありません。しかしVODならどんな人気コンテンツでも見たい時に常に視聴できます。
お金が掛からない
レンタルショップを利用する場合は1作品ごとに数百円程度のお金が掛かります。しかし、定額制のVODなら月額1,000円程度のお金を支払うだけで用意されている数千から数万本の作品が見放題になります。そのため大量の映画を見る方がVODを利用した場合、動画視聴に掛けているお金を大幅に節約できます。
注意点
インターネットが必要
VODに用意されている映画などの動画コンテンツは、ネット回線を経由しないと視聴できません。したがってネット環境が利用できない状況だと、VODの定額サービスを契約している場合でも映画などの動画コンテンツを視聴できません。
過去の作品が多い
定額サービスのVODで視聴できる映画のほとんどは過去の作品です。そのためDVDやBDのレンタルが開始されたばかりの新作映画などは視聴できません。ただしPPVを利用することで最新映画などの動画コンテンツを視聴できる場合もあります。
現金が利用できない
VODの利用料金はクレジットカード決済にしか対応していません。したがって、クレジットカードを持っていない方は基本的にVODを利用できません。しかしVODによってはキャリア決済や一部のプリペイドカードを利用した支払いに対応しているので、クレジットカードが無い方もVODを利用できます。
字幕がメイン
VODに用意されている外国の動画コンテンツは字幕作品が中心であり、日本語吹き替えの作品はあまり用意されていません。
VODの関連用語
VOD
VODとは、映画などの動画コンテンツをユーザーのリクエストに応じてネットワーク配信するサービスのことです。
SVOD
SVODとは定額を支払うことで映画などの動画コンテンツが見放題になるVODのことです。「Hulu」などがSVODに該当しますが、一般的にはVODに包括される形でSVODという名称はあまり利用されていません。
PPV
「ペイパービュー」の略称であり、決められた料金を支払うことで映画などの動画コンテンツを視聴できるサービスのことです。定額で見放題になるVODの動画コンテンツにはあまり新しいコンテンツが含まれていませんが、PPVを利用して追加料金を支払うことで最新のコンテンツも楽しめます。ただし常に見放題ではなく、基本的に数日の視聴期限が過ぎることで動画が視聴不可能な状態になります。
SD
SDは動画コンテンツの画質が標準的な解像度であることを表す言葉です。主にアナログテレビやVHSなどの映像がSD画質に該当します。一般的に画素数は720×480の約35万画素です。
HD
HDは動画配信サービスで頻繁に利用されている画質です。一般的に画素数は1,280×720の約92万画素です。
STB
STBとは、VODの動画コンテンツをテレビに表示できる機械のことです。地デジに利用されているB-CASカードなどもSTBに該当します。VODにおいてはU-NEXTの「U-NEXTtv」などがSTBに該当します。したがって、STBを利用することでパソコンを持っていなくてもVODの映画がいつでも見放題になります。
マルチデバイス対応
パソコンやスマホ、タブレットなどの複数のデバイス(機器)で、VODを利用して映画などの動画コンテンツが見放題である状態を示す言葉です。