VODとレンタルショップを料金で比較
新作の場合
インターネット回線を活用したオンラインでの視聴が可能なVODも人気ですが、依然として根強い人気を誇るのがレンタルショップです。
DVDやブルーレイなどVODではなかなか実現出来ない高画質での視聴が可能な点や、実店舗ならではのきめ細かいサービス設定などが人気の理由で、月額固定料金で様々な映画や動画が見放題のVODとはまた違った魅力を有していると言えるでしょう。
では、VODとレンタルショップそれぞれで最新の作品をレンタル視聴する場合、料金にはどの程度の違いが見られるのでしょうか?
まずVODの場合、映画館での上映が終了したばかりの新作については、一般的に400円〜700円程度の価格で視聴可能な作品が多く見られ、価格帯の違いは作品毎に設定された価格の違いがそのまま現れる形になっています。
一方、実店舗となるレンタルショップで同様の最新作をレンタルした場合、料金は1泊2日設定で700円前後という価格帯に。もちろん、こちらもレンタルショップ毎に微妙な価格設定の違いがあるので、これよりも安い価格設定のところも、逆に高い価格設定のところもそれぞれ存在しています。
いずれにしても、最新の映画や動画がそれほど大差ない料金で自宅に居ながらにして手軽にいつでも視聴出来る事、実店舗と違い既にレンタル中で借りられなかったというリスクが全くない事を想定すれば、VODに軍配が上がるのが実状です。
旧作の場合
VODでは、基本的に旧作に該当する作品は全て月額固定料金で見放題という設定のものが大半を占めていますが、極一部の旧作に限り、月額固定料金では視聴不可なものも提供されており、こうした作品については見放題の料金とは別途の形で動画毎の追加料金を支払う必要があります。
この旧作に掛かるVODとレンタルショップ双方の料金もチェックしてみましょう。
まず、VODの場合、旧作に該当する映画や動画に設定された料金は、主に300円から400円という価格帯となっており、極一部の人気作については500円という価格を設定しているものも見受けられます。
一方、レンタルショップの場合、旧作については一律で400円という価格を設定している所が大手を中心に多く見受けられます。
一見すると、400円という固定料金で長期間に7泊8日など長期間のレンタルが可能なレンタルショップのほうが有利に見えますが、実際のところはレンタルショップは旧作に対しても全て個別の料金を1作品毎に支払わなくてはいけないのに対し、VODの場合は大半の旧作が月額料金だけで見放題になる事や、極一部の旧作に限り追加料金を支払う必要があるなどの点からも、総合的に勘案してVODのほうがよりお得という結果になります。
料金以外で比較するVODとレンタルショップの違い
料金について具体的にVODとレンタルショップを比較してみましたが、ではそれ以外の部分で双方にはどういったメリットがそれぞれ存在するのでしょうか?
まず、VODに備わるメリットについて。その数は豊富ですが、特に多くの方が享受出来る利点として
- レンタル中による貸し出し不可のリスクがない
- わざわざ借りるために出かける必要がない
という2つの点が挙げられます。特に、1番目に掲げた「レンタル中による貸し出し不可のリスク」については、レンタルショップでよく見られる光景の1つで、一度でも同じような苦い経験をされたという方も多いのではないでしょうか?
VODでは、原則電子データとしてネット回線を使って映像を配信するので、物理的に貸し出し不可となる事が一切ありません。このため、わざわざ借りるために出かけたのにもかかわらず借りられなかったという無駄足を踏む必要がない点が、VODならではの魅力です。
一方、レンタルショップならではのメリットとしては、
- とても古い作品も取りそろえる作品数の豊富さ
- 現金を使って支払える
などが挙げられます。作品数の多さも、特に旧作で非常に大きなアドバンテージとなるほか、実店舗ならではのメリットとして、支払い方法に現金が選べる点もあります。VODのほぼ全てでクレジットカードなどオンライン決済に限定しているケースが多いので、現金派という方にとってはこの点も大きな利点となるでしょう。