人気が高まる動画配信サービス
インターネット回線を利用した動画配信サービスが人気です。「Video On Demand」の頭文字をとってVODとも呼ばれる動画配信サービスを利用すれば好みの動画を好きなときに見放題で楽しめます。テレビのように放送時間を確認する必要もなくレンタルビデオのように店舗まで借りに行く手間もありません。VODはインドア派にピッタリな新しい動画の鑑賞方法です。
ネット環境の充実によりサービスの質は大きく向上
高速ネット回線と端末の高性能化により動画配信サービスの普及率はここ数年で一気に伸びを見せています。以前の動画配信サービスといえば低速の回線に合わせて画質も落とされているものが多くDVDと比べれば明らかに見劣りする残念なレベルでした。
そんな問題を抱えていたVODですが、現在では回線と端末機能の向上により画質の問題は大幅な改善が見られます。今や動画配信サービスといえばフルHDは当たり前。家庭用としては最高レベルの4K画質配信も一部コンテンツで実施されています。回線トラブルによる遅延やフリーズも以前に比べれば激減しており、テレビやDVDと変わらないレベルで快適に動画を楽しめます。
動画配信サービスには何が必要？
動画配信サービスを利用するためには以下の準備が必要です。
- 視聴用端末
- 通信回線（ネット環境）
- 視聴契約
準備すると便利なものは他にもありますが最低限必要なものとして動画コンテンツを視聴する端末とネット環境を準備して回線契約さえあれば動画配信サービスを利用できます。
視聴用端末は？
動画配信サービスを利用するには視聴用端末を用意する必要があります。主な端末はテレビやパソコンなど据置型のものとスマホやタブレットなどのモバイル端末のほか、専用端末が用意されているケースもあります。サービスによって利用できる端末と未対応の端末があるので注意が必要です。外出先で映画を見たくてもモバイル未対応のサービスに加入してしまえばスマホで映画鑑賞はできません。
特にテレビでの視聴を考えている人は家庭のテレビが該当する動画配信サービスに対応しているネット対応スマートテレビならテレビ本体だけで動画を視聴できますが、動画配信に未対応もしくはネット接続できないテレビの場合はテレビの視聴に使う専用端末に接続する必要があります。
専用端末とは動画配信サービスに特化した小型の端末でAmazonプライム・ビデオに対応する「Fire TV」が有名です。「Apple TV」など複数のサービスに対応する端末もあります。
複数の端末に対応しているサービスでも端末によってサービス内容が異なるケースもあります。モバイルでの視聴だと回線負荷軽減のために画質が低下することもあるので、対応端末と端末ごとのサービス内容をチェックしておきましょう。
快適な視聴に欠かせない高速回線
映画やスポーツを快適に視聴したいなら高速の通信回線が必須です。動画コンテンツのデータサイズは高画質になるほど大きくなります。低速回線だとデータ送信スピードが追いつかず映画が途中で止まったりブロックノイズがでたりして鑑賞の妨げになります。
特にライブ中継の配信はデータの先読みができないため回線速度がとても重要です。映画やアニメなどのパッケージコンテンツよりもスポーツ中継や音楽ライブなど生配信を重視する人は高速回線を用意しておきましょう。
おおよその目安としては2〜3Mbpsの速度があればHD画質の映画を見放題で快適に楽しめます。モバイル回線でも視聴できますが見放題で動画を楽しんでいるとあっという間にデータ量が上限に達してしまいます。動画配信サービスの映画やドラマを容量を気にせず楽しみたいなら上限がなく高速の固定回線が必須です。
どのサービスと契約を結ぶのか
動画配信サービスを提供している企業はひとつではありません。それぞれ見放題対象のコンテンツ数や独占配信などに違いがあるので好みに合致するサービスを見つけて契約しましょう。
料金は見放題が基本ですが基本料金とは別に購入が必要な有料コンテンツもあります。見たいジャンルの作品が充実しているかだけでなく見放題で視聴できるコンテンツの質もチェックしておきましょう。
